ピアノと言う楽器は今やメジャーな存在であり、私たちの生活の中に最も身近にある楽器と言えます。その歴史は1700年代のイタリアまで遡ります。バルトロメオ・クリストフォリがピアノフォルテと言う楽器を作り1800年代後半には日本での最初のピアノが製作されました。
ピアノと言う名称はイタリア語で「弱い音と強い音の出るチェンバロ」という意味の「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」という元々の正式名称が縮まったものです。
それから100年あまりの年月の中でピアノは日本音楽文化の中心的な役割を担ってきました。
左手で伴奏を付け右手でメロディが付けられ音楽をひとつの楽器で奏でることができると言う点においても素晴らしく、ピアノは音楽の基礎を身につけると言うことについて最適です。
また7オクターブ半の音域を持ち、その音の組み合わせから多彩な音色を出せると言うのも大きな魅力です。ピアノ(弱く)フォルテ(強く)の音楽記号の名の由来のとおり、音の強弱がつけられるのも様々な音楽的な表現や感情表現の幅を広げています。
ピアノは調律などのメンテナンスがしっかりとされていれば、88鍵盤を押さえることにより容易に音階を鳴らすことができるので、子供や音楽初心者のかたでもはじめやすい楽器と言えます。またピアノは合奏による伴奏を付けることも容易なため、他の楽器と合わせて楽しむことができます。
ピアノを通して知る音楽の世界はとても奥の深いものであり知れば知るほどとめどなく楽しめるものです。音楽の勉強用に、趣味として楽しむためにと様々な用途に使われる楽器ピアノはこれからも無限の楽しみを私たちに提供してくれることでしょう。 |